・ウスイタボヤ Botryllus schlosseri

 この種では、同種異群体間の癒合実験及び交配実験の結果から、単一遺伝子座Fusion/ Histocompatibility (Fu/HC) locusにより群体特異性が決まることが知られており、その癒合性を指標として Fu/HC locus に関するストレインが作成されている[7]。Fu/HC locusは非常に多型性を示す共優性の複対立遺伝子を持つことから、脊椎動物のMHCとの関連性が指摘されている。

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