ホヤを採集したら

まず、持ち帰るための準備をしましょう。水質の悪化に比較的強いホヤですが、それでも、きれいな海水で維持するにこしたことはありません。 そのためには、まず、流水でしばらく放置します。これは、付着物やホヤの糞をはかせるためです。これが移送、維持の際の水質の安定につながりますので、必ずやりましょう。また、流水が使えない場合には、容器(温度の変化を防ぐため、発砲スチロール製&日陰に置くのが良い)にしばらく放置しておいてから、一時間くらいしたら、いったん容器の底に沈んでいるゴミを全部捨てるのがポイントです。上の方は、元気なように見えても、重なって下に来ている個体が結構弱っていることがあるので、この段階で調子の悪そうな個体は除去しましょう。(調子の悪い個体は、体が白っぽく濁るので分かりやすいと思います)